冴えないおっさんパパブログ

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【背中スイッチ対策】生後5か月の赤ちゃんのお話【乳幼児突然死症候群】

突然だがおっさんは一児の父である。生後5か月になったばかりで目に入れても鼻に入れても痛いけどまーあ可愛い、寝顔見ているだけでニヤニヤしちゃうくらい可愛い。ちなみに女の子。

そんな可愛い愛娘ではあるがやはり育児は大変だ。特に寝かしつけるときはとっても神経を使う。

まずは眠たくて機嫌の悪くなった愛娘を抱っこし、子供の重さで腕がプルプルするのを耐えながら寝かせる。その次は私の場合は胡坐の上に置いて足が痺れるのに耐えながら仰向けの姿勢に慣れるのを待つ。そしていよいよ布団に寝かせる。が、大体起きてしまい抱っこからやり直す。

しかもループになるので体に疲労がどんどん蓄積されていく。そんなループを何回も繰り返しようやく布団に寝かせられた時には一時間以上経っていたなんてザラである。

そんな私が子供を寝かしつけるときに学んだことを伝え、今現在悩んでいる人、これから悩むことになる人、一人でも多くのパパさん、ママさんの役に立てたらと思う。

 

 

 

​​1.背中スイッチ​​

子育てをするようになると聞くようになる背中スイッチ。私なりに色々な経験を積み上げてきたのでぶっ壊さず丁寧に伝えていきたい。

そもそも背中スイッチとは赤ちゃんを抱っこや授乳で寝かしつけた後布団に降ろそうとした途端、もしくは​置いた途端に泣いて起きてしまうことを言うんだ。布団に背中がついた途端に起きることから背中スイッチと言われているよ。

 

背中スイッチが起きる理由の代表的なものとしては、

①モロー反射と言われる体の反応により布団に置いたりしたときの刺激に反応して起きてしまう

②抱っこから布団に寝かせる時の体勢の変化に反応して起きてしまう

③抱っこしている人と布団の温度差によって起きてしまう

 

他にもあるがこの三つが特に代表的なものになる。それに対する対処法をおっさんの経験談として一つ一つ伝えていくから参考程度に聞いてほしい。あくまでおっさんと娘の場合である。

 

①モロー反射

これに関しては特に月齢の低いうちに起こりやすく大きくなるにつれて少なくなっていく。想像だがお腹の中で十月十日守られていた環境から外に出てきて色んな刺激にまだ慣れていないことが原因なんじゃないかと思う。あくまで想像だが。

対処法としてはお腹の環境と近づけてあげるようにして安心できる環境づくりをしてあげることで改善が見られる気がする。

具体的には胎動音・ホワイトノイズを聞かせる、出来るだけ刺激が起きないよう抱っこから布団に寝かせる時は抱っこ→膝の上であおむけ寝→布団にお尻をつける→腰をつける→背中をつける→手をつける→足をつける、最後に毛布を掛ける。このような手順を踏んでいる。

音とこの手順は現在進行形で今もやっている。手順に関しては睡眠導入がスムーズになるから、音に関してはこのほうが睡眠が深くなり夜泣きの回数が減ったから。

これに関しては明確な解決方法は見つけられなかった。もし効果抜群な方法があったら是非教えていただきたい。

 

②体勢の変化

これに関してはモロー反射でも書いた通り少しづつ体勢を変え急激な変化を与えないようにすることである程度抑えることが出来る…理屈では。実際これには難点が存在する。それは自分との戦いという事である。手順をもう一度おさらいしよう。

まずは抱っこで寝かせる、寝たら起きないように細心の注意を払いつつ胡坐の上にあおむけにして寝かせる。この時、胡坐の上に子供を乗せたときに子供の体が左右のどちらかに傾かないように注意をする、どちらかに子供の体が傾いていると布団に寝る時の体勢とは異なってしまい難易度が増す。

最後は胡坐の上から慎重に持ち上げ布団の上にまずはお尻、問題なければ少し慣らしてから腰、背中、手、足の順に慎重に降ろしていく。ちなみにこの間に掛け布団を体温等で温めることが出来ると最後の掛け布団をかけるという工程がいくらか楽になる。

一番大事なポイントは焦らないということ。疲れたり睡眠不足が続いたりすると早く寝てほしくて途中の手順がおざなりになったり途中を飛ばしてしまいたくなる。気持ちはすっごい分かる。本当に分かる。だがおっさんからの警告だ、頑張れ、手を抜くな。

たいていの場合は途中を省略したり適当にやってしまうと結局子供が寝ることが出来ず余計に時間がかかってしまい疲れが増すだけだ。

これはおっさんの実体験だ。先人から学んでほしい、俺の屍を超えていけ。

 

③抱っこしている人と布団の温度差

これに関しては最初のうちは全然考えていなくて体勢が大きな要因だと思っていたからあまり気にしていなかったんだけど、ある時に子供が寝る布団の上に座っていてそのまま寝かしつけるといつもよりスムーズに寝てくれるという事がありそこから何度か検証していった結果布団を温めてあげたほうが寝かしつけがスムーズにいくと気づいて色々調べたといった感じ。

温めるのも試行錯誤した。体温に近づけるために肌に直接つけて体温に近づけてみたり(冬は寒すぎるので断念)ドライヤーで温めてみたりもした。(音に反応して起きてしまうことがあり断念)

一番お勧めの方法は湯たんぽ。布団に寝かせる前から湯たんぽで温めておくとよい。お湯を入れるタイプや電子レンジで温めるタイプではなく充電式のものだと尚良い。

子供が眠くなってからお湯を沸かしたり電子レンジで温めるというひと手間は寝かしつけと並行すると意外と大変だ。でも、充電式であれば起きてる間に充電しといて寝かしつけをしている間に​布団の中に入れておけば寝かせる時には温まった布団で寝かせることが出来るので背中スイッチが入りづらくなる。

一応おすすめの湯たんぽを乗せておくので参考にしていただけると幸いだ。

 

この湯たんぽをお勧めする理由はまずサイズ感、大きすぎず小さすぎず丁度良い、そして一回あたりの電気代が約2.5円とお財布に優しい、15分ほどで温まるのもありがたい。

何よりお勧めなのがコードレスで使えること、万が一コードが体に絡まったり口に入れたりという事を気にしなくても済むというのが大きい。あと可愛い。

湯たんぽに4000円と聞くとちょっと高く感じるかもしれないが繰り返し使えることや一回当たりの電気代、何よりいちいちお湯を入れたり電子レンジで温めるという手間を4000円で買えると考えれば決して高くはないと思う。ぜひ検討してほしい

 

​2.乳幼児突然死症候群(SIDS)

この言葉を知っているだろうか?そんなこと知っていて当然!という方もいれば、え?何それ?という方もいると思う。

簡単に言うとそれまで元気だった赤ちゃんが事故や窒息とかではなく、眠っている間になんの前触れもなく突然死亡してしまう病気なんだ。

生後2か月から生後6か月の間に特に多く、日本での発症頻度は6,000人から7,000人に1人の割合とされており、年間に150人前後の赤ちゃんが乳幼児突然死症候群によって亡くなっている。

私は子供が生まれて割とすぐにこの情報を知った。知ってしまった。知ってしまったからには原因と対策を考えなければならない。が、この乳幼児突然死症候群(長いから以後はSIDSとする)は今のところ原因が分かっていない。

ただ国の研究では男児、早産児、低出生体重児、冬季、早朝から午前中に多いことや、うつぶせ寝や両親の喫煙、母乳ではなく粉ミルク等の人工栄養児に多いことが分かっている。そしてSIDSのほとんどは睡眠中に起こることが分かっている。

ちなみにSIDSが一番発症しやすいのは4か月から6か月、愛娘は最近5か月になったばかり。そう、まさに今が発症のピークなのである。

すでに試行錯誤のうえ、おっさん家としての対策は整っているのだが最初はすごく苦労したのを覚えている。なんせどう対処したら良いのかわからない。出来ることと言えば定期的に息をしているか確認するくらい。ハッと起きて息をしているか確認してまた寝る、の繰り返しである。

当然だがそんなことを繰り返すのだからガンガン睡眠時間が削られる、それが毎日続く。パパさんは寝不足で仕事に行く訳だからまあ効率が悪くなる、今日の記憶あんまりねえな、大丈夫だったよな?とかしょっちゅうである。

ママさんはもっと地獄だろう。赤ちゃんに明確な睡眠時間なんて無い。寝て起きて飲んでまた寝る、この繰り返しである。睡眠不足の中、一日に何度もご飯をあげておむつを替えて寝かしつけをして、しかも背中スイッチと闘いながらだ。そしてようやく寝たと思ったらSIDSが待っているのである。

控えめに言って地獄だ、昼も夜も関係ない。確かに可愛い我が子のためだ、頑張るしかない。でも間違いなく地獄なのである。

私とおっさんの奥様もさんざん試行錯誤して時に喧嘩をしながら色々試してみた、ネットにある情報を色々試してみた。でもうちの子には効果が無いものばかりで疲弊していく毎日、お互いやつれていき、続く寝不足から怒りっぽくなって喧嘩もどんどん増えていく。

経験者ならわかってもらえると思うがこの負のループは本当に地獄なんだ。予防策が無い。うつぶせに寝かさないようにするとか温めすぎないようにするとか色々あるんだけどあくまで確率をほんの少し下げるだけで本当に効果があるのかも分からない。

結局色々試してみたところで息をしているか、大丈夫かという部分を緩和してくれるものではない。これが本当につらい。夜中にハッと起きて確認するということからは解放されないんだ。

そんな中でようやく見つかったのがこれ。

高いと思ったそこの貴方、私もそう思う。ベビーグッズって一個一個が本当に高い、そんなにする⁉ってくらい高い。でもこれは本当にすごい。これは3万以上の価値があると心から自信を持って言える。

これはオムツにつけて使うんだけどまずアプリとお腹につける奴とベースステーションというものを連動させる。そうすることによって赤ちゃんがうつ伏せになってしまった時や呼吸回数が極端に少なくなった時、赤ちゃんの体温が設定した温度から下がり過ぎた時、上がり過ぎた時に光とアラームで知らせてくれる

ちなみにアプリのほうはアラームの原因が携帯に表示されるがベースステーションのほうは色で知らせてくれる。それだけならベースステーションが無い安いやつでも良くね?ってなるんだけどおっさんはベースステーションとセットで買うことを強くお勧めする

確かにベースステーションの光で知らせてくれる機能は正直いらないかなと思う。原因によって赤だったり黄色だったり光の色が変わるのだが正直覚えてない。じゃあなんでベースステーションが必要なのかというとベースステーションにしかない機能があるからだ。

れは周囲の温度と湿度を測ってくれるのである。温度計・湿度計でよくね?となる方もいると思う。正直おっさんもそう思っていた。現におっさん家には普通の温度・湿度計もある。

だがそれはあくまで温度・湿度計は置いた場所に依存するので赤ちゃんがいるところの温度・湿度とはまた違う点である。これが結構差がある、近くに置いてるのに差があるのはかなりびっくりした。

そして最大の理由は赤ちゃんの近くに置くことで万が一の時にアラームで赤ちゃんも反応させることが出来る事と、アプリよりも反応が極端に早いことである。

呼吸が止まりかけているときは出来るだけ早く声をかけたり体に触れたりして刺激を与えて早く呼吸を取り戻させる必要があるのだがそこまでの時間が数秒変わる。たかが数秒と思うかもしれないがその数秒が文字通り生死を分けるかもしれない。その数秒の為なら安い買い物だったと心から思える。

ちなみにここまでは機能としてのお話。私が一番買って良かったと思ったのは呼吸をしているかを確認するために夜中に起きなくて良くなった事だ。

ただでさえご飯とおむつ替えでまとまった睡眠はとれない。その中で呼吸の心配があるのと無いのでは睡眠の質が全く変わってくる。睡眠の質が上がるという事はその分日中のパフォーマンスが良くなる、そしてイライラが軽減されるという事だ。

自分だけではない、日中赤ちゃんと向き合っている妻のイライラも軽減され、心の余裕が出来るのだ。心の余裕というのは育児をしているとガンガン無くなっていく。その余裕を作れることがどれだけ大事でどれだけ凄いことか。。

経験者には首がとれるくらい頷いてもらっていることだろうと思う。これから経験する方は是非少しでも参考にしてほしい。

 

以上で今回の背中スイッチと乳幼児突然死症候群(SIDS)のお話は終わり。

これから育児をする人、現在進行形で困っている人に少しでも役立ってくれればと思う。

それではまた。